紀元前4世紀にアレキサンダー大王が東方遠征で築いたとされる古代ヌラタの砂岩要塞をゴールに据え、サマルカンドからブハラへと向かう道中の山岳・湖畔・草原・農地を6ステージ230kmで踏破するサポート型ステージレース。
ウズベキスタンの古都サマルカンドを起点に、紀元前327/329年にアレキサンダー大王が東方遠征の途上で築いたとされる古代ヌラタの砂岩要塞ヌールをゴールに据えた、6ステージ・総距離230kmのサポート型ステージレース。
主催はドイツ拠点の Global Limits。同社はサントメプリンシペ、バルカン、ウズベキスタン、カンボジアなどでもステージレースを開催しており、全レース完走で「Heritage Runner」の称号が与えられる。コースディレクターのマリオ、運営のステファン、ステファンの妻テレサ(こちらは選手としても参加)の3人がレースの顔。
最大の特徴は「Supported」形式のため、寝袋や食料・着替えなどは10kg以内の預け荷物としてキャンプ地まで運搬してもらえる点。自給自足レースとは異なり、ザックには当日必要な水と行動食・必須装備のみを携行すればよく、カップ麺・レトルト食品・缶詰の持ち込みも可能。
コースは Sentob Valley から始まり、山岳パート(Day 1〜3)・フラットなロングステージ(Day 4 / 65km)・大平原と農地(Day 5〜6)と地形のバリエーションが豊富。キャンプ地はゲストハウス → 山の湖畔テント → 山村テント → 谷のテント → ユルトキャンプ → 農地のテント、と毎晩変化する。
ブリーフィングで運営から強調されるルールに「コース上の村にお店を見つけたら、そこで飲み食いして地元経済を回せ」というものがあり、レース中に現地の集落の商店でコーラを買ったり、村人と記念撮影をしたりする光景がレースの定番となっている。外国人観光客が普通入り込まない辺境集落を、自分の足で巡れるのがこのレース最大の醍醐味。
リタイア規定はかなり緩く、骨折等で歩行不能でない限り原則 DNF 扱いにならない(制限時間は翌朝のスタート時間まで)。最終日はゴール地点の遺跡(要塞ヌール)の入口や墓地でランニング禁止のルールがあり、エリート選手も歩いてフィニッシュラインに向かう。
開催時期は4月下旬〜5月上旬。出場枠は約90名で、過去のレーシング・ザ・プラネットや Canal Aventure 主催レースの参加者など、複数のステージレースシリーズを跨いだ常連が集まる「同窓会」のような雰囲気がある。
注: 参加費・最新の必携装備リスト・スケジュールは公式サイト(Global Limits Uzbekistan)で確認してください。