南極半島・サウスシェトランド諸島を舞台に、南極クルーズ船 m/v Hondius を拠点として行われる Racing The Planet 主催のステージレース。7日間で250km走破を目指すが、誰かが250kmに到達した時点で全選手の順位が確定する独特のフォーマット。気象条件・上陸地は当日まで分からず、ペンギンの「5mルール」など極地ならではの運営ルールが存在する。4 Deserts シリーズの最終戦(The Last Desert)。
Racing The Planet が主催する 4 Deserts シリーズの最終戦、通称 「最後の砂漠」(The Last Desert)。
舞台は 南極半島・サウスシェトランド諸島。選手は南米最南端のアルゼンチン・ウシュアイアから南極クルーズ船 m/v Hondius などに乗り込み、ドレーク海峡を越えて南極へと向かう。レースの拠点はクルーズ船そのもので、選手は 観光客と同じ船で寝食を共にしながら、上陸ポイントで行われる周回レースを6ステージこなしていく。
最大の特徴は、「7日間で250km走破を目指すが、誰かが250kmに到達した時点で全選手の順位が確定する」 という独特のフォーマット。誰も250kmに到達できなかった場合は、最終日終了時点の累積距離で順位が決まる(2022年大会の総合優勝者の総距離は 236.7km)。
コースは選手が上陸する直前にスタッフが現地で設営する 1〜2.5km の周回コース。距離・高低差・足場は レース開始まで一切わからない。気象条件・氷の状況によっては 上陸自体が中止 になり、別の上陸ポイントへ移動することもある。レース中に吹雪等で天候が荒れた場合は、船長判断でその日のレースが打ち切られる。
南極ならではの制約も多い:
衣食住をすべて背負って走る他の Racing The Planet レースと異なり、寝床と3食はクルーズ船から提供される。レース中に背負うのはスタッフ指定の防寒着・安全装備のみ。とはいえレース運営は南極の気象に完全に振り回されるため、選手は 早朝4時スタート〜深夜帰船 のような変則スケジュールにも対応できる体力・精神力が要求される。
出場には Racing The Planet 主催の4 Deserts レースのうち2レース以上を完走している ことが条件。エントリー費用は南極クルーズ船代を含むため、他のステージレースより一桁高い USD 15,000 超となるが、それでも世界中の 4 Deserts シリーズ完走者が集まる。
ゴール後は 4 Deserts Club(4砂漠制覇者) 認定および 4 Deserts Grand Slam(同年内4戦完走) 受賞式が行われ、シリーズ達成者にはサプライズの記念品授与もある。
注: 参加費・装備リスト・スケジュール・乗船クルーズ船は年により変動します。最新の情報は公式サイト(Racing The Planet — The Last Desert)で確認してください。